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読書の秋

風邪をひいて抵抗力&体力ゼロの数日間、家で読みかけの本を片付けた。


中でも良かった本二冊。


水村美苗「本格小説」


丁度私がアメリカに来た頃、この作家の横書き小説「私小説」を読みとても面白かった記憶がある。この本は上・下巻の長編小説で上巻の第二章ほど読み「やばい、止まらないかも」と思ってまとまった時間ができるまで保留しておいたのが正解で、読み出したらやはり止まらなくて一気に読んでしまった。こういう古典的で面白い小説を書く作家がもっと日本にたくさんいればいいのになぁ。


ウィリアム・S・バロウズ「The Cat Inside」


どんな作品なのか想像もつかず表紙に書いてあった「Heartwarming」(心温まる)という言葉を信じて買ってあった本。やーこの人も猫にメロメロだったんですねぇ。なんだか距離感がぐっと近くなりましたよ。


猫ってとても詩的な生き物だと思う。その性質をうまく捉えたバロウズの情緒的な文章がグッときます。そして自分より先立ってしまった息子"Billy"の面影を猫たちに重ね合わせたりするところがとてもemotionalで素晴らしい随想集でした。


(おまけ)


少し前ですが、恥ずかしながらこの夏はほぼマンガしか読んでいなかった・・・。数少ない読んだ本の中で面白かったのは、


米田良三「法隆寺は移築された」


この夏、飛鳥地方へ旅行した所縁で読んでみた衝撃の一冊。また奈良へ行きたくなった。古代文明好きの友達Kちゃんなんかにしてみればこの九州王朝説は「今更」なのかもしれないが、この本に収められた米田氏の研究内容と推考は「なるほど!」と思わせるものばかりで、特に現存する資料にあるハレー彗星の記録と彗星出現の周期と照らし合わせるくだりなどはまるで推理小説のようなドキドキ感、2009年の今1300年以上もの時を隔て遥か遠く思いを馳せることができる珠玉の研究本です。


sassy

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コメント (2)

1985年とあるのでかなり晩年のエッセイなんだよね。なんかすごーく哀愁感があって意外性も良かったです。

今読んでいるのはTravel with Charleyというスタインベックがプードル犬を連れてアメリカ大陸を旅するエッセイなのですが、こちらはhappy go luckyという感じで哀愁は(まだ)、ないです。

どれも私はまだ読んだ事ないなー。
すごくおもしろそう。読んでみたいな。

バロウズのイメージで、彼の本に「心温まる」とあるのが、ちょっと意外に感じてしまった(笑)

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November 2, 2009 12:10 PMに投稿されたエントリーのページです。

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